東日本大震災の悲惨な映像を見て、何かしなければいけないと思った
多くの仲間が募金活動や災害ボランティアに参加した
ボランティアで訪れた被災地を見て、涙を流した
壊滅的な被害を受けた被災地は、まだ、ボランティアの力を必要としている
まだ、手付かずの被災地も残されている
災害はこの国を繰り返し、襲っている
僕たちにできることは、まだ、残されている
一人一人の力は小さくとも、仲間が集まれば大きな力になることができる
地震、洪水、火山噴火、毎年のようにこの国は災害に見舞われている。この国の歴史は災害との戦いの歴史である。先人たちは、災害を乗り越え、美しく豊かなこの国を私達の世代に残してくれた。
しかし、地方では若者が減り高齢者が多くなった。都市部では隣近所の付き合いは薄れた。国、地方自治体ともに財政に余裕は無く力を失った。この隙間を誰かが埋めなければいけない。
この隙間を埋めるのは災害ボランティアであり、一人一人は小さな力でも、仲間が集まれば復興の手助けができる。その活動を継続することが必要だ。そのためには、一人一人の誰かの役に立ちたいという思いをつなぎ、活動に結び付ける組織が必要だ。
一人では活動できなくても、数人集まれば活動ができる。個々人の活動では被災者の方も安心して支援をお願いできないが、組織ならば信頼される。そのような、信頼される組織を目指し活動する。
今そこにある東日本大震災の被災地、手付かずの福島の被災地、今後起こるかもしれない災害に対して、ボランティアとして、被災者の方々の支援、被災地に緑を取り戻す活動、ひまわりや菜の花の種を撒き汚染された大地を再び蘇らせる活動など、被災地の復興を少しでも支援し、そして被災地の方々が安心して支援を受け入れることができるように活動の母体となる特定非営利活動法人東京災害ボランティアグリーン・グリーンを設立する。
平成23年7月23日
理事長 木下 史典